2024.07.29
「サイバーセキュリティアワード2023」の紹介
皆さんは、サイバーセキュリティアワードという賞をご存知でしょうか?
サイバーセキュリティアワードは、デジタル政策フォーラムが主催する賞で、サイバーセキュリティだけでなくプライバシーなどに関する知識や分析を、一般の人にもわかりやすく伝えるために行われています。
書籍やWeb、フィクションなどの優秀な作品を選定し表彰することで、サイバーセキュリティやプライバシー、信用・信頼などに関する理解や認識を促進させることを目指しています。
この賞は、「サイバーセキュリティ」をより身近に感じてもらい、日本におけるサイバーセキュリティ・リテラシーの向上と、イノベーションの活性化に寄与することを目的としています。
サイバーセキュリティアワード2023の書籍部門で最優秀賞を受賞したのが、『「サイバーセキュリティ、マジわからん」と思った時に読む本』(大久保 孝雄 著、オーム社 刊、ISBN:978-4-274-23103-2)です。
サイバーセキュリティアワード2023の表彰式開催レポートに掲載された「審査委員長講評より抜粋」によれば、この書籍は次のように紹介されています。
「「サイバーセキュリティ、マジわからん」と思ったときに読む本」は思わず手に取ってみたくなる書籍タイトルで、サイバーセキュリティの基礎から技術的な事項まで網羅されています。また日常的なテーマからの視点や、イラストを活用したわかりやすい内容になっている点が高く評価されました。 |
この本で紹介されている対策内容は、一般社員が実施する一般的なものです。
従って、セキュリティポリシーなどの組織的な対策の内容は含まれていません。
一方、「サイバー攻撃のしくみを知ろう」という章では、パスワードがどのように破られるのか、それにどれくらい時間がかかるのかといったことがわかりやすく解説されているので、なぜ対策が必要なのかが理解でき、社員一人一人が意識をもってサイバーセキュリティに取り組むようになる内容となっています。
多くの項目が見開きで解説されているので、少しずつ読み進められる点も良いのではないでしょうか。
ITやサイバーセキュリティに詳しい人がいないという企業では、社員のサイバーセキュリティへの意識を高めるために活用されてはいかがでしょうか。
専門知識がない社員でも、サイバーセキュリティの基礎知識を身につけることができる本となっています。